Unaware:自由と民主主義を破壊する特定秘密保護法案

政府が恣意的に情報を隠し、その秘密を漏洩した公務員を処罰し、
それに関わった民間人も捜査の対象になると指摘された法律である。

たしかに、条文としてはそのように読める内容であることは間違いないし、
そのような運用をすることも可能であることを前提に書かれていると考えうる。

私は、NSCの必要性は理解しているし、それに関わる特定秘密取扱についても、
その必要性は理解しているつもりではある。だからこそ、その法整備を
一歩でも取り違えれば、どういうことになるかも理解しているつもりである。
できる限り良い法案成立のために協力したいが、協力の手を伸ばしても手を引っ込められる。

幾人かの人々は、現与党を「ファシズム」だとか「軍国主義者」だと言うが、
どうもそういうわけではなさそうである、これは「unaware」である。
そう、無自覚な主義なのである。

「特定秘密保護法案には、言論の自由や知る権利を
               侵害する目的であるとは一文字も書いていない。」

そのような考え方をする人がいるということを教えてもらった。

「書いていないから、そんな法的効果はないのである。」 ということだそうだ、

私は、

 「であれば、知る権利という言葉が書かれた一文字でも書かれた法律がどこにある?」

と、私は すかさず答えた。


現在保障されている権利を保障するために保護される権利が、知る権利である。
特定秘密保護法を施行するだけで、知る権利を侵害することを必死に説明したが、
理解してもらえたかどうかについては不明であった、、、。

では、人権という難しい権利で考えずに、民主主義や自由主義で説明しよう。

日本は、封建国家でもなければ、独裁国家でもない、
基本的人権を保障する自由主義の民主主義国家である。

政府は、警察権などをつかって国民を調べて、必要に応じて罰することができる。
そして、国民は代表者を議会に送って国政調査権で、必要に応じて政府を正すことができる。

しかし、今回の特定秘密保護法案はどうだろうか?国会議員の国政調査権をも制限し、
表現や言論の自由を脅かし、知る権利まで取り上げようとしていないだろうか?

貴方達、つまり政府の人間と。私達、つまり国民の立場の人間で差でもあるのか?

「貴方たちは、私達のことを調べて、私達を罰することができるのに、
 どうして、私達は、貴方達のことを調べて、貴方達を正すことができないのか?」

民主主義と、自由主義で考えてみても、あきらかにおかしい。

政府は、私達を守ろうと必死になりすぎて、私達を差別しているという自覚がない。
これを無自覚といわずしてなんと言えばいいのだろうか??

マスコミや文化人、そして科学者までもが、今回の法案に否定的意見を持っている理由を、
どうすれば、自覚してもらえるのだろうか?どうすれば、、、、。

私達の生命と財産を守るために、私達から自由と民主的な生活を奪うのか?
そのための税金なのか?そんな税金は、ヤクザのみかじめ料となにが違うのか?
私達の生命と財産も含めた他の基本的人権も、
きちんと保障してもらうことがなぜできないのか?なぜ? なぜ、、どうして、、、。

お願いだから、話をきいてください、、、、。お願いします、話をきいてください、、。

お願いします、話をきいてあげてください、、、。意見を出す機会を与えてあげてください。

お願いします、どうか話をきいてください、、、。

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