一票の格差・最高裁での違憲状態判決を受けて

http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/news/national/20131120-OYT1T00708.htm

この判決については、広く強い関心がでていた。

議会制民主主義の根幹をなす権利の公益性を確かな形にするために、
そして、近年の政治の怠慢を正すために、撃ち放たれた一筋の光の矢である。
そう言う意味では、今回の大法廷の判断は、
前回のときよりも、若干後退した内容であったとも言える。

この情報について、司法側に近い立場にいる層がとりまとめた内容を
いち早く収集し、内容について意見交換をした後に見解をまとめるつもりだったが、
時間の都合で、翌日までブロマガをまとめるのが遅れたことを謝罪したい。

判決文の反対意見と鬼丸かおる判事の私見も概ね把握したうえで、見解を記述する。

前回の大法廷判決から後退したとも言われている今回の判決ではあるが、
審議内容については、かなり踏み込んだ判断も視野にいれたものであったと思われる、
まず、選挙無効を判断した場合に起こる事態についての
意見がかかれている点などが挙げられる。
この様子を見る限りでは、反対意見の懸念事項を払拭する方法で同様の訴訟を
提起することができれば、法定の判断はさらに選挙無効の方向に傾くことであろう。

最終的に、反対意見等を除いた法定判断の理由としては違憲とまでは判断せずに、
選挙無効とした場合の影響なども理由としては記述されず、猶予期間はまだある
というような理由で前回の判断と同じに留めている。

本件について、スポーツドリンクな人と多岐にわたる意見交換をしたが、
司法判断について、合理性の欠如がみられる点はなく、
ペンギンの書斎としては、今回の最高裁判決は支持する。
同時に、公と大衆の奉仕者として政治活動をしている現在の総理大臣が、
公益性の担保として必要不可欠な一票の格差についての議論を急がない
理由に疑問を感じる。公の奉仕者が公益性を軽視しているとは思えない。

※公共の福祉(公益)=国民の享受する福利 については、後日説明する。

今回の判決が、後退してしまった理由としては、前回の場合において
選挙制度の具体的な枠組みについてまで言及してしまったことが
仇となったのではないかという気配を感じる。

三権分立のせめぎ合いのなか、一進一退を繰り返しながらの検討は続いている。

体調を大幅に崩してしまった赤ペンギンとしては、年内はいろいろと休暇を
いただきたいのであるが、愛と正義を実現することを使命とする赤ペンギンとしては、
愛と正義を実現するためにこの命を賭ける覚悟が必要なのである。

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