ユーチューバー等を見て、ネット広告ビジネスはどこまで発展するか?を考える。
ユーチューバー等を見て、ネット広告ビジネスはどこまで発展するか?を考える。
http://penguin-colony.net/310.html
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このサイト PENGUIN COLONY でもアフィリエイト広告を一部掲載しはじめました(PCであれば、画面右上にテキスト広告がほんの少し表示されているはず。)ユーチューバーと呼ばれるYoutubeに掲載した動画の広告収入で生計を立てれるほど収入を得ている人が増えている時代になったそうです。 私も、動画をたまにつくったりしているので利用してみようかと思いましたが、少しどまどっています。
なぜ戸惑うかというと、基本的に動画やブログなどの情報にアクセスしにくる人にとって、「広告はうざい」からです。広告を動画に掲載するようになれば、おそらく広告を嫌がって動画を見たいという需要は減るだろうし、動画の制作がお金儲けのためにやっていることだと思われてしまうと、動画そのもの美しさも損なわれるという懸念があるからです。
私は、Youtubeやニコニコ動画の人気は、素人や一般人が利益目的ではなく、創作物を掲載しているというところに、面白さがあったと思うわけであって、つまり。「あ、なんかやってる(笑)」という好奇心や関心をかきたてる作品が魅力であったと思うのです。そこに、もし広告収入システムがはいってくると「あ、なんかやってる(笑)」から、「あ、なんか売ってる(笑)」に性質は変わると考えるのです。おそらく、「あ、なんかやってる(笑)」に誘われて動画を探す人は減るだろうし、「あ、なんか売ってる(笑)」を探す人は、「あ、なんかやってる(笑)」を探す人よりも少なくなってくると思うのです。つまり、動画の世界の衰退を招きかねないと直感的に感じました。
そういう観点から、私は動画に広告は入れないことにしました。というよりも、動画の制作というのはそんなに楽なものでもないし、広告収入があったとしても、動画の制作労力に見合う収入などというものは到底期待できません。であれば、動画の「あ、なんかやってる(笑)」という性格を捨ててしまうということになる、広告収入を得ることは、付加価値を損ねてしまうことになり、総じて損をしていると考えるのです。
この考えは、私の子供のころの経験に基づきます。遊びでネットラジオサイトをつくっていたことがあるのですが、おそらくそのサイトが「あ、なんかやってる(笑)」という興味をひいたのか、テレビの取材が2度ほど来ました。私は、その後 もしかしたらこういうことはお金になるのではないか?と考えたりしたのですが、さほどは儲かりませんでした、逆に赤字になったことも多々あります。つまり、「あ、なんかやってる(笑)」を売るということはそう簡単なものではなかったのです。今でも、私は「あ、なんかやってる(笑)」という付加価値を売り捨ててしまった当時を公開しています。
まぁ、しいていえば、ビックダディが、あれでお金儲けをし始めたら誰も見ないというようなことです。
そして、ユーチューバーのケースは一種のバブル期なだけであって、いまからああいったチャンスに参戦しても生き残っていけないと思うのです。たとえば、一昔前までは、水商売や風俗などは簡単に大金を手に入れるひとつの手段ではありました、しかし楽にお金を稼ぎたい人がたくさん参戦して、いまでは水商売や風俗をしても儲からない人は増えてきています。タクシー運転手もタクシーの台数が増えれば儲からなくなるように、ユーチューバーも人数が増えれば儲けが減ってくるという理屈があると考えるのです。
PENGUIN COLONY に掲載しているアフリエイト広告も、「あ、なんかやってる(笑)」という付加価値を損なわない程度のものを選択しています。というよりも、アフィリエイト広告という流行を、ちょこっと使ってみた程度に入れることによって。「あ、なんかやってる(笑)」という付加価値がさらに高まるかなという、ひとつの試みでもあります。
http://penguin-colony.net/
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