検事長定年延長批判についての批評

東京高等検察庁の検事長の定年延長について、
国会で指摘が政権に向けられている。

報道ベースで知る限りでは、
検察庁内部でも「不変不党の」という言葉で、
前例のない事態に意見がでているとのことである。
ごもっともな話である。

この件について、私は、憶測で、
自民党の秋元司衆院議員が逮捕された件が絡み、
検察が引き続き、議員を公訴する仕事を続けることに
支障がでないように、定年を延長させたのだと思った。

仮に、そうであったとしても、憲法学者などの
「政権の都合で従来の法解釈を自由に変更してかまわないということでは、
法の支配が根底から揺るがされる」とする抗議声明に対する説明にはならない。

これについては、もっと議論が必要である。
必要であれば、新しい法律をつくるべきである。

尚、私は、法務省の
「国家公務員法の規定が適用されると解するのが自然」とする、
法解釈は支持する。

司法の独立は、自由と正義を守るために、非常に重要である。
自由主義者の私としては、この件は、非常に重要と感じ、注視している。

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