吉本芸人と、AKB48 から理解する、日本の政治。
ミクロ経済学の本を読んだり、グループダイナミクスの本を読んだりして
ウェルビーイング(well‐being)という言葉を知ったのだが、そういう観点から
今の日本の政治の問題点を提起してみることにする。
さて、well‐being と 日本の政治 と AKB48 に何の関係があるのかと、
馬鹿にする読者もいるかもしれない、いやいやこれは冗談で言っているのではない、
まじめに聴いて欲しい。
お笑いや、CDデビュー、これは ある意味で、誰にでもチャンスがある。
現に、貧乏な家に生まれた人であっても喜劇や音楽の分野では、誰にでもチャンスが
あるのである。そこには、学歴や家柄によって差別されないチャンスがある。
欧米で言えば、最近の例は 音楽での アヴリル・ラヴィーン はそうであるし、
日本においても、演劇系では、渡辺直美。 音楽系で言えば、安室奈美恵 は、
高学歴であったわけではないし、必ずしも特別な人間であったからではないだろう。
吉本興業の芸人も、最近は高学歴化しているが、M-1やR-1グランプリは、
誰にでもチャンスのある登竜門である。AKB48 を見ていても、その辺りにいる
普通の女の子であっても、ちょっと頑張ればセンター狙えそうである。
つまり、観衆の中から代表者的な人気者が選ばれ、観衆の中にいる誰もがその
代表的な人気者に立候補するチャンスがあるのである。確実にwell-being が存在する。
一方で、日本の政治の場合はどうであろうか?
高すぎる供託金(http://matome.naver.jp/odai/2134853829411796101)という
影響もあるかもしれないが、そうでなくても、誰しもに議員に立候補したり当選したり
という開かれた入口があるわけではない、投票する権利以外の参政権は、
一般ピープルには、ほぼ無縁と言いきっても語弊はないかもしれないくらいである。
つまり、CDを買う権利(投票権)はあっても、
CDデビューする権利(被選挙権)は、実質的には皆無であるということで、
先に述べたような、AKB48のように、ちょっと頑張ったくらいでセンターに立てない。
well-being が成立しているとは考えにくいのである。
一部の、ブルジョワか、インテリ以外に、日本社会の民主主義プロセスは機能していないし、
そういった、一部の層にしか well-being が成立しない政治機構において、
投票率の上限に限りがあるのは、ごく自然なことだし、低い投票率で政権の正当性が
疑われてしまってもしかたないのであると考えるわけである。
このように述べても、意図を読み解けないという読者がいれば、それは申し訳ないが、想像力に乏しいのではないかと感じてしまうが、今の総理大臣の名前や議員の名前を知るよりも、今月の音楽ダウンロードランキングの歌手名を覚えたりしたほうが、よっぽど幸せになれる可能性が高いのであるから、めんどくさくて選挙に行かない人たちが増えるということの説明のようなことを言っている。
長くなりそうなので、この話は、とりあえず この程度にとどめておく。
ウェルビーイング(well‐being)という言葉を知ったのだが、そういう観点から
今の日本の政治の問題点を提起してみることにする。
さて、well‐being と 日本の政治 と AKB48 に何の関係があるのかと、
馬鹿にする読者もいるかもしれない、いやいやこれは冗談で言っているのではない、
まじめに聴いて欲しい。
お笑いや、CDデビュー、これは ある意味で、誰にでもチャンスがある。
現に、貧乏な家に生まれた人であっても喜劇や音楽の分野では、誰にでもチャンスが
あるのである。そこには、学歴や家柄によって差別されないチャンスがある。
欧米で言えば、最近の例は 音楽での アヴリル・ラヴィーン はそうであるし、
日本においても、演劇系では、渡辺直美。 音楽系で言えば、安室奈美恵 は、
高学歴であったわけではないし、必ずしも特別な人間であったからではないだろう。
吉本興業の芸人も、最近は高学歴化しているが、M-1やR-1グランプリは、
誰にでもチャンスのある登竜門である。AKB48 を見ていても、その辺りにいる
普通の女の子であっても、ちょっと頑張ればセンター狙えそうである。
つまり、観衆の中から代表者的な人気者が選ばれ、観衆の中にいる誰もがその
代表的な人気者に立候補するチャンスがあるのである。確実にwell-being が存在する。
一方で、日本の政治の場合はどうであろうか?
高すぎる供託金(http://matome.naver.jp/odai/2134853829411796101)という
影響もあるかもしれないが、そうでなくても、誰しもに議員に立候補したり当選したり
という開かれた入口があるわけではない、投票する権利以外の参政権は、
一般ピープルには、ほぼ無縁と言いきっても語弊はないかもしれないくらいである。
つまり、CDを買う権利(投票権)はあっても、
CDデビューする権利(被選挙権)は、実質的には皆無であるということで、
先に述べたような、AKB48のように、ちょっと頑張ったくらいでセンターに立てない。
well-being が成立しているとは考えにくいのである。
一部の、ブルジョワか、インテリ以外に、日本社会の民主主義プロセスは機能していないし、
そういった、一部の層にしか well-being が成立しない政治機構において、
投票率の上限に限りがあるのは、ごく自然なことだし、低い投票率で政権の正当性が
疑われてしまってもしかたないのであると考えるわけである。
このように述べても、意図を読み解けないという読者がいれば、それは申し訳ないが、想像力に乏しいのではないかと感じてしまうが、今の総理大臣の名前や議員の名前を知るよりも、今月の音楽ダウンロードランキングの歌手名を覚えたりしたほうが、よっぽど幸せになれる可能性が高いのであるから、めんどくさくて選挙に行かない人たちが増えるということの説明のようなことを言っている。
長くなりそうなので、この話は、とりあえず この程度にとどめておく。
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