大阪都構想についてのブロマガ
橋下大阪市長の提唱する都構想について考えてみた。
公約として都構想を実現すると銘うった大阪維新の会であるが、
実際のところ、最近は失速気味である。
テレビでは、あまり報道されないので、ネットで橋下氏が語る大阪都構想について
多少は知ることが出来た。造りかけの設計図の段階のようだが、机上の論理としては
合理性がある。しかし、実際にその都構想OS(オペレーティングシステム)をRUNした
場合に、想定通りの結果になるかは疑問である。
たとえば、WTCを大阪府咲洲庁舎としたケースを例にあげてみれば、
机上の理論としての財政収支は多少は改善されたであろう、
しかし、多額の赤字を残して財政負担となり、府民の税金負担となったWTCは、
大阪府の公務員のためのリッチな食堂付のオフィスビルとなってしまった。
これでは、理想的なシナリオから脱線する格好になってしまう。
大阪の本町駅を散歩してみればわかるが、東京の新宿と同じように、
高度成長期に建てられ古くなった街ビルだらけの古い街並みである。
一般道も高速道路も補修でなんとかなっているように見えるが、
インフラを輸出している日本としては、高速道路を新技術で改装して、
そこで培ったノウハウを新たにインフラ輸出したいところである。
本町付近にオフィスを構える企業が空き地ばかりの埋立地であるWTC付近へ、
事務所を移動し、第2次商業拠点として移住しはじめれば、
空ビルばかりになった本町付近の古い街ビルを改築することが可能になる。
本町付近の再開発が完了するころには、WTC付近の第2次拠点も古い建物ばかりに
なるので、再開発が完了した本町付近へ戻るという経済インフラの新陳代謝が可能になる。
規則を重んじ常に府民のためを思っている多くの大阪府職員のことを 考えれば、
それなりに綺麗なオフィスやランチの場所があっても構わないと私は思う。
しかし、WTCに咲洲庁舎を移転したから財政負担軽くなったねよかったね、と
そこで解決したことになっては先述したような経済の新陳代謝や、
そこから生まれるノウハウの輸出の基盤がなくなる。 と言いたいのである。
本町は、古くなったインフラの一例ではあるが、
1990年代から、21世紀のグローバル社会を見通して アジア貿易の拠点を
大阪に準備しておこうと建てたWTCに、グローバル競争社会を生き残ろうとする
地元の中小企業が集まるシナリオが崩れる。
港湾設備が充実した咲洲・舞洲付近に工場を建設すれば、輸送コストを抑えて、
すぐに船で工業製品を運べるようになるので、輸出業にとっても良いことである。
現時点の大阪都構想は、日本中から ヒト・カネ・モノ を集める
と言っているように聴こえるが、時代遅れではないだろうか。
世界中から ヒト・カネ・モノが、集まる大阪でなければいけないのではないだろうか。
是非とも、設計中の大阪都構想にこのブロマガで述べたことも反映してもらって、
21世紀大阪構想を実現してもらいたいと節に願う。
数の力で動かすパワーゲームの政治から、議論を重ねて進むスマートゲームの政治に、
成長していかないものだろうかと、ひとりごとのようにブロマガを書いているが、
もうひとつ、言いたいことがある。
私達、若い世代は、親の所得によって子供に格差が生まれて不幸になることを知り、
将来の見通しが明るくなければ、子供をつくっても不幸にするだけだと考え、
もうける子供の数を減らしたり、勝ち組になるまでは子供をつくらない といった
方法を考えていたと思う。 しかし、結局は格差が加速するだけで、
勝ち組の中でも格差が生まれ、勝ち組の格差に負けた子供が不幸になり、
さらには、負け組が子供をつくらないことで少子高齢化となり、
年金制度や、社会基盤や、景気そのものが不安定となり、勝ち組の子供までも不幸の危機に
さらされて、不幸の連鎖になっていっていないかと最近は感じるのである。
こういったはなしを、じっくり考えることができる機会があればいいなと思う。
公約として都構想を実現すると銘うった大阪維新の会であるが、
実際のところ、最近は失速気味である。
テレビでは、あまり報道されないので、ネットで橋下氏が語る大阪都構想について
多少は知ることが出来た。造りかけの設計図の段階のようだが、机上の論理としては
合理性がある。しかし、実際にその都構想OS(オペレーティングシステム)をRUNした
場合に、想定通りの結果になるかは疑問である。
たとえば、WTCを大阪府咲洲庁舎としたケースを例にあげてみれば、
机上の理論としての財政収支は多少は改善されたであろう、
しかし、多額の赤字を残して財政負担となり、府民の税金負担となったWTCは、
大阪府の公務員のためのリッチな食堂付のオフィスビルとなってしまった。
これでは、理想的なシナリオから脱線する格好になってしまう。
大阪の本町駅を散歩してみればわかるが、東京の新宿と同じように、
高度成長期に建てられ古くなった街ビルだらけの古い街並みである。
一般道も高速道路も補修でなんとかなっているように見えるが、
インフラを輸出している日本としては、高速道路を新技術で改装して、
そこで培ったノウハウを新たにインフラ輸出したいところである。
本町付近にオフィスを構える企業が空き地ばかりの埋立地であるWTC付近へ、
事務所を移動し、第2次商業拠点として移住しはじめれば、
空ビルばかりになった本町付近の古い街ビルを改築することが可能になる。
本町付近の再開発が完了するころには、WTC付近の第2次拠点も古い建物ばかりに
なるので、再開発が完了した本町付近へ戻るという経済インフラの新陳代謝が可能になる。
規則を重んじ常に府民のためを思っている多くの大阪府職員のことを 考えれば、
それなりに綺麗なオフィスやランチの場所があっても構わないと私は思う。
しかし、WTCに咲洲庁舎を移転したから財政負担軽くなったねよかったね、と
そこで解決したことになっては先述したような経済の新陳代謝や、
そこから生まれるノウハウの輸出の基盤がなくなる。 と言いたいのである。
本町は、古くなったインフラの一例ではあるが、
1990年代から、21世紀のグローバル社会を見通して アジア貿易の拠点を
大阪に準備しておこうと建てたWTCに、グローバル競争社会を生き残ろうとする
地元の中小企業が集まるシナリオが崩れる。
港湾設備が充実した咲洲・舞洲付近に工場を建設すれば、輸送コストを抑えて、
すぐに船で工業製品を運べるようになるので、輸出業にとっても良いことである。
現時点の大阪都構想は、日本中から ヒト・カネ・モノ を集める
と言っているように聴こえるが、時代遅れではないだろうか。
世界中から ヒト・カネ・モノが、集まる大阪でなければいけないのではないだろうか。
是非とも、設計中の大阪都構想にこのブロマガで述べたことも反映してもらって、
21世紀大阪構想を実現してもらいたいと節に願う。
数の力で動かすパワーゲームの政治から、議論を重ねて進むスマートゲームの政治に、
成長していかないものだろうかと、ひとりごとのようにブロマガを書いているが、
もうひとつ、言いたいことがある。
私達、若い世代は、親の所得によって子供に格差が生まれて不幸になることを知り、
将来の見通しが明るくなければ、子供をつくっても不幸にするだけだと考え、
もうける子供の数を減らしたり、勝ち組になるまでは子供をつくらない といった
方法を考えていたと思う。 しかし、結局は格差が加速するだけで、
勝ち組の中でも格差が生まれ、勝ち組の格差に負けた子供が不幸になり、
さらには、負け組が子供をつくらないことで少子高齢化となり、
年金制度や、社会基盤や、景気そのものが不安定となり、勝ち組の子供までも不幸の危機に
さらされて、不幸の連鎖になっていっていないかと最近は感じるのである。
こういったはなしを、じっくり考えることができる機会があればいいなと思う。
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