21世紀の資本主義について、

グローバルディベートウィズダム(http://www.nhk.or.jp/wisdom/)で、
資本主義と格差社会についてのテーマがあったようですが、
意見投稿もしなかったし、番組も見逃しましたが、
ふと書き連ねたいことができたので、ブロマガにしました。
・富裕層に対して、課税を強化するべきだと思いますか
・21世紀、資本主義に求められるものは何だと思いますか
という、2つの設問が得に気になった。
富裕層という枠組みに対して、課税を強化するべきだとは思わない。
私は、社会から受けているサービス量に応じて課税をすべきだと思う。
---(仮定検討例)※文法は一応日本語 ------------------------------------------------
・富裕層に対して、課税を強化するべきだと思いますか
結論を先に書くと「社会から受けているサービス量に応じて課税をすべきだ」である。
仮名Aは、生まれもって裕福な家庭に育った人で資産を相続し、自己の資金で学問を習得し、資格を得て、努力して大きな年収の仕事についた場合。
仮名Bは、生まれもって裕福でない家庭に育った人で、社会保障を受けて学問を習得し、資格を得て、努力して大きな年収の仕事についた場合。
仮名Cは、生まれもって裕福でない家庭に育った人で、社会保障を受けて学問を習得し、資格を得て、努力したが大きな年収の仕事につかなかった場合。

これらを比べて、固定資産税にもよるが、日本型の軽減税率で年収分を考えてみれば、

仮名Aは、自己の原資で今の生活を手にしたうえで高い税金を支払うことになり、
仮名Bは、他人の原資で今の生活を手にしたうえで仮名Aと同額の税金を支払うことになり、
仮名Cは、他人の原資で今の生活を手にしたうえで仮名Aと仮名Bが支払う税金によって大多数が賄われている社会保障を受けているということになる。

もうすこし、わかりやすく言うと、
A:いわゆる御曹司や令嬢で、極端に言えば国家予算の年間社会保障費用よりも、一族の年間家計支出のほうが高額であるのではないかと疑われるほどの裕福層、成績優秀で、努力が報われて医師免許を取得し、高額な所得税を支払っている。
B:生活保護を受けていた時期があったり、高校や大学の学費補助をなんらかのかたちで社会保障費からの歳費で何割かをまかなわれて、医師不足への国策の貸与制がたまたまあって、成績優秀であったので、努力が報われて医師免許を所得し、高額な所得税を支払っている。
C:Bと同じような感じだったが、医師免許取得後に開業に失敗し、年収は350万円ほどである。
といったような場合にしてみる。

「この場合の裕福層はAとBだろうか?それともAだけだろうか?」と考察してみるとする。
金持ちの家の出身というだけで高額な税負担を課すのは、明らかに基本的人権の侵害だと察するので、おそらくは、設問で言う対象として考えられている裕福層というのはAとBの2者の枠組が当てはまるのだろう。

このA・B・Cの3者が提供されている社会保障享受量と、3者が支払っている税負担額は、同等だろうか?AとBがCと同じ額の納税しかしなかった場合、リソースにイージス艦やPAC3ミサイルが配備された安全保障は成り立つことは難しいだろうし、安全保障は誰もが受け取る社会保障である。あげくのはてに、Cが「裕福層にもっと課税すべきだ」と言いだしたりすれば、隣同士の家には住めない。調べなければ意味が自分でも確認できないような複雑な用語は並べないようにしたいが、well-being(ウェルビーイング)という言葉に繋がるのではないかと思う。
個人の権利や自己実現が保障され、身体的、精神的、社会的に良好な状態がどういう状態かというのは、それこそ、ひとそれぞれであり、確認することは難しいが、もう少しだけ続けてみることにする。
安全保障を引き合いにだした場合に、税負担がなくても徴兵制や、市場原理的に職を求める層が、士官に応募してくるので、同等の負担になるのではないかということも連想してみたが、それでは、士気の問題も出てくるし防衛費のコストパフォーマンスも下がるのではないかという疑問に落ち着いた。
私の言う「社会から受けているサービス量に応じて課税」について、もう少し整理して考えた方がよさそうである。
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次に、
・21世紀、資本主義に求められるものは何だと思いますか
という設問についても、すこし書いてみたいことがありましたが、疲れてしまったので、また後日、

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