日本が軍国主義に後退してゆく可能性


 ミャンマー(ビルマ)で軍事政権に対する挑戦が行われている昨今において、

日本では、逆のことが起きる可能性を空想してみた。どういうことかというと、安保法制の大転換により、実質的に日本は軍事活動ができるようになったことになるわけだけれども、自衛隊であれ国防軍であれ、彼らは公務員でありゆわゆる官僚というものと強く結びついているわけである。そして、いまの政治が脱官僚にまで到達しているかというとそういうわけではないのは周知の事実である(だいぶマシになったそうだけど)。日本の軍人的官僚の権限が強くなれば、当然、軍国主義的な政策を関係官僚は目論むだろう。それは、表面上はミャンマーのような軍事政権でないようにみえても、実質的には軍人的官僚による軍国主義のような体制に近づいているということにならないだろうか。私は、そんなに官僚が嫌いというわけではないけれど、いまの官僚依存の政治体制のまま、日本の安全保障のかじ取りを行って行けば、気が付いたときには日本は軍国主義になっていたという日がくるかもしれない。なんにしろ、官僚に依存した政治や国体の体質を変えることができないのであれば、日本はくだらない国になっていくのではないかという空想をしてみた。

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