ブラック企業が増えた原因は従業員のもつ経営者意識ではないか?
昭和の生まれなら、多くの人が耳にした時期があったと思う。
「儲かる日本にするためには経営者感覚をもつ従業員が大切」
というような言葉が飛び交っている時代があった、
私は、従業員の経営者感覚の必要性を提唱するにはよい言葉だと感じていた、しかしながらそれは、たび重なるストライキやサボタージュといった、昭和の労働組合運動に対してのアンチテーゼとして「従業員も経営者意識を持て」という言葉を流すのはかまわないという程度の理解であって、けして従業員と経営者という実在する2つの関係を融解させてよいという意味には受け取っていなかった。少なからず同じ理解の人はいると思う、現に平成に入ってからでも野球チームがパ・リーグで1つなくなるということが発端だったと思うけれど、選手団がストライキを掲げて球団経営陣と対立するという事件はおきた。
そもそも、従業員ひとりひとりが経営者になりかわるかのごとく仕事をしていて会社がまとまるわけがない、経営者ですら経営陣の対立などが(最近では大塚家具の経営陣対立などがニュースになった)おこりうるわけであって、従業員全員が経営者になってしまえば、従業員同士の経営方針対立などでよけいなことが増えるわけであって、実に非効率的である。
そして、「いかに従業員に経営者意識をもたせるか」ということが、経営者の中でトレンドや一種のオシャレになってしまってきた経緯がある。まぁ、経営者からしてみれば自分の仕事が減るわけだから力学的にそう社会が動いてもおかしくはないだろう。ストックオプションを用意してみたり、成果主義として業績評価の年俸制を導入してみたり、酷い例ではアルバイト店員を店の店長扱いにして「店長がシフトにはいるとわたしが入れるシフトがなくなるー。」とバイト同士で食い合うというようなものもあった。まぁ、なにかしら経営者意識をもたせようといろいろあったわけである。
しかし、一番に楽ちんな経営とすれば、人件費を極限まで安く叩いて、出来る限り法律ギリギリもしくは脱法ないしは違法行為も隠れてやる、なんていうのが一番に楽ちんな経営方法であるわけなのだけれども、経営者が従業員に経営をまかせれば従業員は楽ちんな仕事として楽ちんな経営をするわけである、そして経営がブラック化して経営陣がブラック企業と叩かれるというスパイラルがここ20年ほどで起きてきた流れではないだろうか。デフレスパイラルもそれに関係していると感じている。
そろそろ、ビジネスの流れを考え直す時期を とっくにすぎていると思う。
経営者であろうが、従業員であろうが、生産性を高めて利益をあげていくということに一致団結しなければいけないのは間違いないだろうが、まずは日経新聞かNHKあたりに生産性の計算方法から報道して欲しいものである。
「儲かる日本にするためには経営者感覚をもつ従業員が大切」
というような言葉が飛び交っている時代があった、
私は、従業員の経営者感覚の必要性を提唱するにはよい言葉だと感じていた、しかしながらそれは、たび重なるストライキやサボタージュといった、昭和の労働組合運動に対してのアンチテーゼとして「従業員も経営者意識を持て」という言葉を流すのはかまわないという程度の理解であって、けして従業員と経営者という実在する2つの関係を融解させてよいという意味には受け取っていなかった。少なからず同じ理解の人はいると思う、現に平成に入ってからでも野球チームがパ・リーグで1つなくなるということが発端だったと思うけれど、選手団がストライキを掲げて球団経営陣と対立するという事件はおきた。
そもそも、従業員ひとりひとりが経営者になりかわるかのごとく仕事をしていて会社がまとまるわけがない、経営者ですら経営陣の対立などが(最近では大塚家具の経営陣対立などがニュースになった)おこりうるわけであって、従業員全員が経営者になってしまえば、従業員同士の経営方針対立などでよけいなことが増えるわけであって、実に非効率的である。
そして、「いかに従業員に経営者意識をもたせるか」ということが、経営者の中でトレンドや一種のオシャレになってしまってきた経緯がある。まぁ、経営者からしてみれば自分の仕事が減るわけだから力学的にそう社会が動いてもおかしくはないだろう。ストックオプションを用意してみたり、成果主義として業績評価の年俸制を導入してみたり、酷い例ではアルバイト店員を店の店長扱いにして「店長がシフトにはいるとわたしが入れるシフトがなくなるー。」とバイト同士で食い合うというようなものもあった。まぁ、なにかしら経営者意識をもたせようといろいろあったわけである。
しかし、一番に楽ちんな経営とすれば、人件費を極限まで安く叩いて、出来る限り法律ギリギリもしくは脱法ないしは違法行為も隠れてやる、なんていうのが一番に楽ちんな経営方法であるわけなのだけれども、経営者が従業員に経営をまかせれば従業員は楽ちんな仕事として楽ちんな経営をするわけである、そして経営がブラック化して経営陣がブラック企業と叩かれるというスパイラルがここ20年ほどで起きてきた流れではないだろうか。デフレスパイラルもそれに関係していると感じている。
そろそろ、ビジネスの流れを考え直す時期を とっくにすぎていると思う。
経営者であろうが、従業員であろうが、生産性を高めて利益をあげていくということに一致団結しなければいけないのは間違いないだろうが、まずは日経新聞かNHKあたりに生産性の計算方法から報道して欲しいものである。
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