MMT(現代貨幣理論)への批判 #seiji #政治 #法律 #経済 #拡散希望

ニコ生のリスナーさんから、MMTについて知っているかと言うコメントがあり、
ネットで政治生主をやっていてMMTを知らないのはイケてないということなので、
MMTについての本を読んでみたいのですが、批判するブログを書くことになりました。

ウォーレンの名刺https://gendai.ismedia.jp/articles/-/66073)の話が、
基本概念になるようなのですが、そもそも、ここには欠陥があります。
この考え方だと、課税を国家が、自由にできることになってしまいますが、
実際は、そうではありません。おかしな税金や、重すぎる税金をかけた場合。
国民は、選挙を通して政権をとりかえることができます。
『名刺30枚を提出しなければ、家から追い出す』という課税の仕方について、
子供たちが、『そんなの嫌だよ、パパを選挙で落とすよ』
というようなことができない前提で語られているようです。
しかし、成熟した民主主義の国では、パパを選挙で落とすことは、
起こり得ることであるので、独裁国家以外では、MMTは通用しないことになります。

また、私の読んだMMTの本では、現金をあたかも財宝(金や銀のようなもの)と
して考えるのは間違っていて、現金とはまったくそういったものではない。
と書かれていました。 これも、誤りです。

多くの人は、現金を財宝のように価値があるものだと考えています。
もちろん、金本位制ではなく管理通貨制であるから、やろうと思えば、
現金を財宝として考えることができないものにすることはできるかもしれません、
ただ、それは、多くの人のもつ現金の価値を変えることになるわけですから、
自分の持っている財宝を、ただの紙切れにするような政権は選挙で落とします。

MMTの考え方自体は、経済をよく観察していて、さまざまな考察を
した結果なのだなということはわかるのですが、深く追求すると、
いろいろおかしなところがある理論なのだという感想をもったので批判しました。
どのような経済学を信奉するかは、自由ですが、MMTの押し付けをする
人が多いので、MMTの押し付けをされたくないがために批判します。


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